さやかは重い娘ちゃん?

オイラが結構長く拝見させてもらってるblogに、「ヌーボカステ工房のひどいブログ」というのがあります。
カステさんは若いながら経験値も豊富で、賢い頭脳をフル回転させてあんなこともこんなこともしちゃう自転車趣味人で、一言で言うと、すげえです。
そこで先月、ネオコットがお題にあがりまして。 ええ、さやかのインプレです。
曰く、「踏み出しが重すぎで話にならない」と。 え、ええ~! そ、そおなの???
やー、だって、オイラとさやかとの馴れ初めはそもそも、その踏み出しの域で一目惚れだったからね。 路面を伝えてくる感触が絶品で、だから。
その後、嫁に来てからはリフレックス&ベロフレックスにてプレミアムバターのようなシルキーさを味わい、
ZONDA16R&ビットリアオープンコルサでは重いコンダラでもカチッとしたホイールのほうが積極性が増すことを知り、
そして今期導入の蟹光線クロノで軽さと剛さを兼ね備えて、自在のダンシングまでも手に入れたさやかが、重いのか? と。
彼のインプレは的確で理論的でもあるのだが、以前よりオイラとは好みが違うなあ、と気づいてはいたのだが、こんなに違うとは。
こういう時にはまず自分を疑うのが近道。 こんなにいーかげんなオイラだからね。
で、疑った以上は確かめないと。 疑っただけで自分を否定したワケではないからして。
で、4人のヨメを連れ出して、重ギア一発フル加速対決。 39-15、36-14、34-13 と近似なギアを選び、10kから35kまでフル加速してガーミンのデータで比較してみる。
むーん・・・・・イマイチw データが荒すぎて信憑性に欠ける。 

ラム  1997 ビアンキウイングミラージュ クロモリ  マヴィックリフレックス手組み ヴェロフレックス・スプリンター   10kg
ルミ  2010 ルック566 カーボン  カンパ・ゾンダ2way ユッチンソン・フュージョン3   7kg
さやか 2012 アンカーRNC7 クロモリ  アンブロ・クロノF20蟹光線 コンチ・コンペティション   9kg
リンダ 2012 フォーカスクレブロ アルミ  マヴィック・キシリウムSL  コンチ・スプリンター   8kg


シッティング  16s  17s  12s  16s

ダンシング   10s  15s  12s  11s

となったんだよ。 ないよな。 同一条件で5秒の差は出ないだろいくら何でも。 ルミが最遅だしw
さやかのシッティングとルミのダンシングはエラーだよな。 こんど計測を定距離とストップウォッチにしてやりなおそう。
んでも、クロモリ勢は結構下が速いのよ、10~15が。 ドンと蹴っ飛ばすと、撓んだBBがすぐ帰ってきて、うっ、おおん!て。
そのまま一直線に伸びて30からちょっと鈍ってゴール。
アルミとカーボンは10-15が遅くて、ケイデンスが上がってから二次曲線で加速すんだよね、15過ぎてから。
踏んだ感じは、そりゃリンダがダントツで重いもの。 一蹴り目なんて岩蹴ってる風だもんね。 ライダーキックを跳ね返すアルマジロングのような剛さ。
だからダンシングの11sはちょっとビックリ。 あんなに跳ね返されるのに数字になるんだ。
ラムさんのダンシングはすげえよ。 フレームがうにゃっとたわんで、もんのすごい左右の振れから嘘みたいに加速が乗るの。 ミラクル。
ルミは軽く伸びてる風だったんで、数字が出ないのは不思議。 そして上が40近くまで鈍らないのもすげえよな。
まあ踏み味は過去ログに詳しいんで参照。 んでも、この比較で優劣は無理ですわ。 全員愛してるしねw

と言うことで、宿題を抱えながら向かったのは北海道スポーツサイクルフェスティバル2013。 
ここで踏み倒して聞き込みすれば答えに近づけるんではないかとね。 いざ、れっつご。

時間前に行って見られるモンは先にみて、作戦もたてる。 これ基本w

むーん・・・・・・・、ダイナソアが来てないではないか! あああ、TIMEがああ・・・・・来るっていってたくせにいいい!
乗ってみたかったよーZRXS!! まてよ、ダイナソアがいないっつうことは・・・・チネリもカレラもオルベアもナシか!
コルナゴもいなけりゃボッテキアもフォーカスもいない。 さびしーなーオイ!!
・・・・・む? おー! パナがいる! 電動でないパナが! チタン乗れるー!!
で? BOMAとGRDじゃないの! うーん、今年は国産が熱いぜ! ・・・・・ミューラーとかエバデオとかケルビムは? あ、いない。 そお。

あ、いかんいかん、宿題がね。 まずはアンカーの人に直撃インタビューだ。

~ネオコットの固さって今はどうなってるんですか?
「まずレースありきの頃は硬かったんですが、今は幅広い層に楽しんでもらえるよう、硬さをおさえてます。
具体的には、昔は三種類の固さが選べましたが、今はサイズ大きめがミディアム、小さいのはソフトのスペックで作ってます。」

~どうも踏み出しが重いという話があるんですけど?w
「それはカーボンなどと比べると重く感じるでしょうけど、ぐっと溜まった力が伸びてくる感触がクロモリの味ですよ。」

いやあありがたい。 それ以上食い下がるのはイヤガラセになるからやめときましょう。www

そして、こんなものを見せてくれましたよ。
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アンカーの総合カタログにある、全車種の平均値を100とした比較表です。 ちゃんとやわいですね、ネオコット。
RNC3のほうがかえって固い。 そして重い。 アルミの2車は、「これ以上やわく造れないんです。」とのことw
RL8のやわやわも興味深いですねー。で、そのRL8に試乗。
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スーパーノーマル。 全てがやさしく、普通で、でも不足ない。 すごいんだろうね、こういうの作れるのは。
とりあえず、また来まーすと言って、次へ。 パナ、パナー。


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と言いながら途中で引っかかるのは浮気者の性。 オルトレはけっこう興味あったのよ。
で、乗ると・・・・・・どーもダンシングがしっくりこない。 振りが軽すぎでピッピッと止まらない。 イマイチ(ぜーたくw)


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さて本命のパナ。 もちろんお目当てはチタンなんだけど、その前に宿題を。 
パナモリはネオコットに比べるとするすると軽快に加速するとのことで、どれどれと。
だが、ダメだわ、好きくないわ、コレ。
たしかに踏み始め(12-2時)はスコッと入る。 が、軽く入るがゆえに4-6時で帰ってこない。
ネオコットは12-2時はウッ!と足応えがあるが、4-6時にワーン!と帰ってくるんだわ。
重ギアで踏み出すと、ネオコットはウッ!ワァーン!ウッ、ワーン!ウ、ワーンと来るんだがパナモリは、スコスコスコ・・・・
軽いこた軽いが足応えがない。 んで、そのまま加速してコーナー手前にある穴ボコに落ちたら、ボィンボィン、と。
え?ボィンボィン? まてまて、それはオマエ、ロードバイクの挙動じゃないだろ。
そんでバックストレート走って最終前の軽いシケイン。 ブレーキングからカットイン。 うわ、ヘッドねっぱる!!
ハンドリングが安定志向なんだか、入りがにぶい。 ああ、もおダメ。 クロスバイクじゃん、これ。
こういう書きかたをすると目ざとい信者から強烈なバッシングを食らうのだが、そう感じちゃったんだもん仕方ないね。


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おんなじパナでもこっちはよかったぞ。 乗ったのはバージョンLのほうだが、踏み出しの溜めて開放される足応え、
ギャップのソリッドな挙動、カットインのレスポンス、いずれもロードバイクの躾だもの。
そして巡航に入ってからのシルキーさは、ううむ、これがタイタニウムなんだねえ。 かなりイイ。


おそらくは、アンカーさんがネオコットにしたのと同じようなことを、パナさんもやったんだろうね。 そして、そのさじ加減が大きかったと。
その辛さ加減がオイラには合わなかったと。 そんなトコなんだと思うのよ。
そう考えると、カレーに例えるとわかりやすいんでないのかね。
甘口、中辛、辛口、激辛。 それとは別に旨味というのがあってさ。 あんまり辛いと旨味も何も感じられないと。
辛けりゃ偉いモンでもなくて、一番旨いと思えるトコを選ぼうよと。 軽く一皿なら激辛の刺激もいいけど、毎日食べるのはつらいぞと。



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そうなると、この激辛が旨味もわかってよかったわ。 何を隠そうリンダのライバルとして検討されてたこの一台。
いやあホント好敵手。 リンダも辛いけどコイツも辛い。 リンダほど頑固ではなくて軽快さもありながら、アルミの硬さでビンビンに踏みまくらせる。
コスメの問題でリンダにしたけど、コイツ選んでも後悔はなかったな。 そんなすごさ。 
でもリンダのほうが美人だぞっ、うらやましくなんかないんだからねっ!!



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 ここまで辛いともうオイラには対応できないっす。 カレーは辛すぎるとギャーだけど、チャリは辛すぎると無味。
イザルコさんに乗った時とおんなじだね、味がわからない。 オレごときの足では無反応。



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そういう意味ではこれもそう。 たとえカンパだろうが、EPSは美味しくない。
カプセル一個の総合栄養剤よりジンギスカン食ったほうが胃もたれしてもリキはでる。 噛むのがめんどくさいとか言うな。
こいつの中身はドグマなんだけど、これまた無反応。 去年パリ乗った時もそうだったけど、ピナレロって美味いのか?
ぐるぐる回ったあと、何の印象も残らないんだよなー、オレにゃ。 せめて「手厳しい!」くらい言わせなさいよ。



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さあ味覚が麻痺したら口直しだ! うーん、これこれ、これですよこの味!! やっぱり美味しいのよネオコット!!


で、この日一番の美味は何かって? コレですよ、奥さん。


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何?w   というくらい主張のない無印良品、グラファイトデザインのメテオスピード様。
こんな地味ーな事務員さんですけど、脱いだら凄いなんてもんじゃないんですよ、奥さん。
跨って一踏みした途端に溢れ出る滋味の嵐。 ステーキ弁当なんて食ってる場合じゃないぞ、日本人にはうな重があるじゃないか。
これよ、これですよ! ロードバイクたるものかくあるべきですよ! という立ち居振る舞い。
さっき誰かさんがボィンボィンだったギャップのいなしなんか、「ザシ!」ですよ、「ザシ!」。
ターマックは「ガッ!」、TCR SLは「ガィン!」、パナチタンは「ドヒュ!」、ネオコットは「ドゥオン!」
もう一度言いますよ、「ザシ!」ですよ、「ザシ!」
やーもうたまんなくてたまんなくて、10周近く回ったんでないべか、なんまら息切れ。
戻って一言目が、「いっ、やあ~! ヤッ、バイっスよ、コレ!! マジたまんねええぇ!!」というひどいものwww

ああ、返す返すもダイナソアが来なかったのがくやしい。 来てればTIMEとメテオのガチンコ頂上決戦ができたのにいいい!!





んで、戦い済んで日は暮れ・・・・・ちゃいないけど、てくてくと奴さんに戻りーの・・・・・・トランク開けーの・・・・・


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むっほほーい、ぐーるぐるぐる。 さやかさん、堂々の凱旋帰国w
いーよ、いい! ツルシなんて敵じゃないね、麗しきそのお姿と振る舞い! ウルトラ素敵!!


かくして、「さやちゃん重い娘ちゃん疑惑」はオイラの中ではめでたく解決いたしました。 この踏み応えが味なんです。 美点なんですよ。
その稀なる旨味を引き出す、いい塩梅の辛味なんですな、オイラにとっては。
もちろんカステさんの評価をどうこう言うつもりではございませんし、これからも興味深く拝見させていただいて、
無責任なツッコミも時々入れたいなーと思っております。
今回のことはあれこれと考察して検証して勉強して、えらく楽しかったです。 きっかけをくれた彼に感謝感謝感謝。



  ~ ついしん ぼくはそのあと、BOMAにものりました。 BOMAはイメージどおりにガッチンガッチンで、
     ひええええ~とさけびながらごうもんのようなさんしゅうをこなしました。 もどってBOMAのひとに、
     「これはじじいがのるものぢゃないですね。」というと、『その割りにはえらい勢いで踏み倒してましたねー。』
     と、すっかりばれててはずかしかったです。 
     でもぼくは、これはやっぱりわかいせいしょうねんがおもっきりレーシングするのりものだとおもいました。

    【 年寄りの 冷水BOMA 死に急ぎ 】
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by denzia | 2013-05-28 21:50


  愛しい妻達(自転車)と     果てしなき愛を交わす、    怒涛の自転車ヘンタイBlog          (↑ここ重要)


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