シャコタン・サバイバー
さてさて続きの講釈だ 気ままな追い風に流されるまま 幌似へとたどり着いた
DENZI君とリンダちゃん はてさて二人は どこへ行こうとしているのか べべん べん
「がはげへごほげへ! 人を燻製にする気か南保留太郎商店!!」
「向こうのほうで発電所でも燃えてるんぢゃねーのぉ?」
「ちょーどいいから入り込んで被爆でもしてこいよ、なんぼか速くなっかもしんねーだろ?」
「鉄腕アトムか! しどい、しどすぎるううう・・・・・」
「リンダぁっ! 何を考えてこんなコース選択したんじゃあ! オマエ一人の知恵じゃあないだろうっ!!」
「えっ? いやあ、あはははは・・・・・・・ そのお・・・・・ 家においてあった、ぢゃらん、に出てて・・・・・
『秋満喫! 家からお気軽200キロコース!!』って、こりゃいいじゃんかと・・・・お・・・・・・・・、な?」
「ウソつけっ! そんなマージンの入らん記事書くぢゃらんがどこにあるってんだっ!!」
「いっ、いやあ、アタイもまあおかしいとは思ったんだよ、その記事以外店も宿も旅行会社の宣伝も一切なかったし、ガリ版刷りだったし・・・・・・
えっと、製作はたしか・・・・・・・鬼嫁出版・・・・・・・・、かはははは・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・、そーかそーか、やっぱりヤツの差し金か! もーおあったーキタ!
そっちがその気ならオレだってやっちゃるよ、走んねえ! ATなんか越えてやるもんか! LSDじゃあ!!」
「うおおおいっ! 何やってんだよこんな道バキーンと飛ばさなきゃくっそも面白くねえだろ! 踏みまくれって!!」
「知らーんもんね。 心拍は140台でどこまでもまでまでもだもーん。」
「わーったよアタイが悪かったってばよ! 特別に近道さしちゃるよ! 姉御にはナイショだぜ?」
「二重三重にワナを張るなーっ! 誰が行くかっ!!」
「まあそう怒るなって! この魅力的なアタイとたーっぷりもがき倒せるんだから、しやわせ三昧だろが?」
「秒殺の女王と丸一日つったら、一生分殺されっだろが!!」
「日本語が日本語になってねえよ、尋常小学校出たのか?」
「そもそも入ってないって。 赤い彗星もここじゃあブラックリンダちゃんだあね。」
「そういうテメエもとろ火じゃねえだろが このホルスタインが!」
「もおおーっ、ウシの歩みは遅おございますからな。」
「んもおおおおー、西の河原。 一度行ってみたいと思いつつ幾星霜・・・・・・」
「待っててやるから行ってこいよ、ビンディングシューズでよ(笑)」
「よーやっと100越えた・・・・・・・・って、半分かよ!!」
「きしししし、もっとたっぷり愛し合いましょうよおーん!」
「・・・・・、欲張り過ぎじゃねえのか?」
「景勝しか取り柄がないんだから詰め込んで当然じゃ! だいたいこの半島はサイクリストにやさしくない!
人が腹が減ったって言ってるのに、貧乏人は死ねと言うんだ!! ウニならともかく、どーしてイクラ丼をわざわざここで食わにゃならん!
どーせ採れてるのは余別川じゃないだろが! ラーメンやカレーを食わせろーっ!!」
「んじゃあペニンシュラ行きゃいいじゃんかよ。 デザートにチェレステソフトもつけてやるのによ。」
「今日ばかりは上りたくない。 ハンガーノックで死んだほうがマシだ。」
「そう。 こういう多少なりと良心的なのがないの。 神恵内のあと、この野塚と、婦美と、あとは美国までないの。
ニセコならくさるほどあるもの。 でしょ? だいたいコンビニが泊から美国までないんだぜ? 普通に死ぬわ、死に絶えるわ。」
「だから海の家レベルでも露出飛ばして美味そうに紹介しちゃるわ。 ありがとさん、死なずにすみました。」
「さやうなら、風光が明媚なだけの神威岬。 もう来ることはないでしゃう。」
「とか言いながらすぐ忘れて来ちまうんだよなあ、このオサーン。」
「えー・・・・・・・、当然右だよね?」
「あぁ? だって、ぢゃらんにゃよお、『ここを真っ直ぐ行かなきゃ、シャコタンに来た意味がないっちゃ!』って・・・・・・」
「ないっちゃ だあぁ?!」
「おっ? ここは確か夏に、ペッタンコが古平から来たはいいがモーレツな向かい風に吹っ飛ばされて、
いやーん、ダメですう、とか泣きべそかいてUターンしたという因縁の・・・・・・」
「あーっ、バカバカ! それは岩内蘭越線、いや、言わない約束でしょ?」
「ほっほーお、さーすがに恥ずかしくてコソ扱いにしたか、あの軽薄娘! まあたかが風なんぞに負けて逃げ帰った軟弱ちゃんならさもありなん!
だーいじょうぶ、この剛毅なリンダ様がビシッと仇をとってやっからよ! 感謝するこったな! ひっひっひ!!」
「かんべんしておくれよ、リンダちゃ~ん! ルミが聞いたらどんな仕返しが待ってるか・・・・・・・」
「はあ?これが『景勝の宝庫の中でも別格総本家』ぇ? わーっかんねえなあー??」
「ふへえええ~、ご本尊様ぁ! 思わず柏手!!」
「普通はこういうんじゃねえのか?」
「うーむ、素晴らしき諧調。 シャコタンはブルウでねえに限る。」
「マチのほっとステーション。」
「うーし。 ゴールも見えてきたな。 足もしっかり残ってるようだし、スパートかけっぞ!
本来のアタイの走りがないようじゃせっかくのデートとやらもしまんねえしな! 目標!AV22.6から23.0に! アターック!!」
「しええーっ、そんな、普段の100とは違うんだから! コンマ1上げるのにどれだけとばさなきゃならんと思ってるのよ!!
が、しかし・・・・・・回るなあ?! ここに来て見事なシンクロ! まさに人馬一体!!」
「アタイは馬じゃねえぞ、テメエはウマシカだろうけど。 だいたい馴染むのまで遅っせーよ、いつまでかかってんのよ!!」
「ははは。 いや、シンクロしてなかったワケではないんだろうけども、飛ばさないとそれを感じられないのよ、リンダちゃんは。
本気でブン回してこその魅力がね、心拍上げると途端にあふれ出してくるのさ。 フロントのZONDAがヒュンヒュン言い出してから。」
「いよおおし、見事に23.0に乗せて、ここサイクルショップ朝里をゴールとするう!
・・・・・・・って、あらあ? 計算じゃ200いってるハズなのになあ??」
「なんだよ、家まで2kmなんだからまた九十九君かあ? しゃあねえ、家の周りぐるぐるしてでも200に乗せるぞ!」
「ふえええん、勘弁してよお! 家の周りっつうことはだよ、短くともかみふ級ばっかぐーるぐるなんだからあ!」
「いーじゃんかよ、破滅の淵までもがけてよ、この幸せもの!! 誰かさんみたいに号泣ゴールしてもいいんだぜ?
ほら、泣けよ!ありがとう、リンダちゃ~ん!てよ!!」
しかし、不幸はこの後、DENZIの身を襲った。 リンダちゃんをガレージにしまい、奴さんでフロにいき、
なると屋でたんぱくの補給をして帰宅、PCにデータを落とすと・・・・・・・・・・・走行距離199.65kmorz
四捨五入かよガーミン!!(号泣)
DENZI君とリンダちゃん はてさて二人は どこへ行こうとしているのか べべん べん
「向こうのほうで発電所でも燃えてるんぢゃねーのぉ?」
「鉄腕アトムか! しどい、しどすぎるううう・・・・・」
「えっ? いやあ、あはははは・・・・・・・ そのお・・・・・ 家においてあった、ぢゃらん、に出てて・・・・・
『秋満喫! 家からお気軽200キロコース!!』って、こりゃいいじゃんかと・・・・お・・・・・・・・、な?」
「いっ、いやあ、アタイもまあおかしいとは思ったんだよ、その記事以外店も宿も旅行会社の宣伝も一切なかったし、ガリ版刷りだったし・・・・・・
えっと、製作はたしか・・・・・・・鬼嫁出版・・・・・・・・、かはははは・・・・・・・・・」
そっちがその気ならオレだってやっちゃるよ、走んねえ! ATなんか越えてやるもんか! LSDじゃあ!!」
「うおおおいっ! 何やってんだよこんな道バキーンと飛ばさなきゃくっそも面白くねえだろ! 踏みまくれって!!」
「知らーんもんね。 心拍は140台でどこまでもまでまでもだもーん。」
「二重三重にワナを張るなーっ! 誰が行くかっ!!」
「まあそう怒るなって! この魅力的なアタイとたーっぷりもがき倒せるんだから、しやわせ三昧だろが?」
「秒殺の女王と丸一日つったら、一生分殺されっだろが!!」
「そもそも入ってないって。 赤い彗星もここじゃあブラックリンダちゃんだあね。」
「もおおーっ、ウシの歩みは遅おございますからな。」
「待っててやるから行ってこいよ、ビンディングシューズでよ(笑)」
「きしししし、もっとたっぷり愛し合いましょうよおーん!」
「景勝しか取り柄がないんだから詰め込んで当然じゃ! だいたいこの半島はサイクリストにやさしくない!
人が腹が減ったって言ってるのに、貧乏人は死ねと言うんだ!! ウニならともかく、どーしてイクラ丼をわざわざここで食わにゃならん!
どーせ採れてるのは余別川じゃないだろが! ラーメンやカレーを食わせろーっ!!」
「今日ばかりは上りたくない。 ハンガーノックで死んだほうがマシだ。」
ニセコならくさるほどあるもの。 でしょ? だいたいコンビニが泊から美国までないんだぜ? 普通に死ぬわ、死に絶えるわ。」
「とか言いながらすぐ忘れて来ちまうんだよなあ、このオサーン。」
「あぁ? だって、ぢゃらんにゃよお、『ここを真っ直ぐ行かなきゃ、シャコタンに来た意味がないっちゃ!』って・・・・・・」
「ないっちゃ だあぁ?!」
いやーん、ダメですう、とか泣きべそかいてUターンしたという因縁の・・・・・・」
「あーっ、バカバカ! それは岩内蘭越線、いや、言わない約束でしょ?」
「ほっほーお、さーすがに恥ずかしくてコソ扱いにしたか、あの軽薄娘! まあたかが風なんぞに負けて逃げ帰った軟弱ちゃんならさもありなん!
だーいじょうぶ、この剛毅なリンダ様がビシッと仇をとってやっからよ! 感謝するこったな! ひっひっひ!!」
「かんべんしておくれよ、リンダちゃ~ん! ルミが聞いたらどんな仕返しが待ってるか・・・・・・・」
「ふへえええ~、ご本尊様ぁ! 思わず柏手!!」
「うーむ、素晴らしき諧調。 シャコタンはブルウでねえに限る。」
「うーし。 ゴールも見えてきたな。 足もしっかり残ってるようだし、スパートかけっぞ!
本来のアタイの走りがないようじゃせっかくのデートとやらもしまんねえしな! 目標!AV22.6から23.0に! アターック!!」
「しええーっ、そんな、普段の100とは違うんだから! コンマ1上げるのにどれだけとばさなきゃならんと思ってるのよ!!
が、しかし・・・・・・回るなあ?! ここに来て見事なシンクロ! まさに人馬一体!!」
「アタイは馬じゃねえぞ、テメエはウマシカだろうけど。 だいたい馴染むのまで遅っせーよ、いつまでかかってんのよ!!」
「ははは。 いや、シンクロしてなかったワケではないんだろうけども、飛ばさないとそれを感じられないのよ、リンダちゃんは。
本気でブン回してこその魅力がね、心拍上げると途端にあふれ出してくるのさ。 フロントのZONDAがヒュンヒュン言い出してから。」
・・・・・・・って、あらあ? 計算じゃ200いってるハズなのになあ??」
「なんだよ、家まで2kmなんだからまた九十九君かあ? しゃあねえ、家の周りぐるぐるしてでも200に乗せるぞ!」
「いーじゃんかよ、破滅の淵までもがけてよ、この幸せもの!! 誰かさんみたいに号泣ゴールしてもいいんだぜ?
ほら、泣けよ!ありがとう、リンダちゃ~ん!てよ!!」
しかし、不幸はこの後、DENZIの身を襲った。 リンダちゃんをガレージにしまい、奴さんでフロにいき、
なると屋でたんぱくの補給をして帰宅、PCにデータを落とすと・・・・・・・・・・・走行距離199.65kmorz
四捨五入かよガーミン!!(号泣)
by denzia
| 2014-10-07 01:17