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情熱の薔薇。

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「リンダ」 2012 FOCUS CULEBRO 1.0
     キラーフレームをお見舞いされてみたい! そう、我が下半身は今がまさに充実期。 
     人間明日のことはわからないなんて言うが、そんなことはない。 明日の私は今日より弱い。 それが寄る年波辰巳の定理。
     人間老い易く学成り難し。 そう思うと、キャリアの中ですっぽりと抜け落ちたカチンコチンのアルミの味を
     お見舞いされて理解できるのは今しかない! チタンなんて5年後でもいいじゃないか!
     そうしてキラーと言えるアルミを探すと、これがやっぱし、絶滅種なんだよね。
     CAAD10は春の舞踏会で味見したけど、生き残るすべをしっかり身につけていてキラーって風ではない。
     オルベアのブチキレアルミ、アリンはカタログ落ちしてるし、となるとジャイアントのTCR SLかあ?
     うーん、スペック的には申し分ないしあのジャイアンのアルミだからさぞかしなんろだがあの事務的なグラフィックがなあ・・・・・
     と悶々してるのを知ってか知らずか、朝里の社長が投下した爆弾がコレ。
     これまた現物に会うまではまるっきしノーマーク。 ホント自転車知らねえなあ、オレ。
     モノ見てグッときましたよ。 この赤がかなりヤバイ。 いいセンスしてるわ。 これは盛り上がりそうだわ。
     さて。 大切なのは見てくれより具合ですが。 そりゃアナタ、あのFOCUSですから。
     イザルコさんを味見した時のトラウマがよみがえりますねえ。 あん時は奥まで入れさせてもらえな・・・・ 
     いやもとい。 その真髄に触れるような力を持ってなくて門前払い状態でしたが。
     あんなバイクをよしとするメーカーがアルミというそりゃもうな素材をやわくやさしく造るハズがない。
     ああ、独逸の軽合金。 メルセデス、アウトウニオン、そして空冷ポルシェ。 忌まわしきカレラの刻印。
     あの冷静の影に隠された狂気のDNAが、このフレームにも宿っているに違いない。
     そう考えるとこの血の色があの934の朱に見えて、あああもうダメ。
     さて、そうなるとコンポはシマノで充分。 105で万全。 アルテは似合わない。 デュラが無理なら105だよコイツにゃ。
     問題は車輪だが・・・・・・予算がない。 全然ない。 うむむう、とりあえず間に合わせで手組みして、後はシーズンオフに考えやう。
     なんて思ってたら・・・・・・狂気は呼び合うんだなあ。 キシリウムのSLが、しかもチューブラーで。
     奇しくも本日、蟹光線の中の人が「手組みのスチールスポークじゃ無理。」と言ってた、レーゼロと並ぶ逸品。
     そりゃもうケツの毛まで抜きますよ。 持つべきはマニアな常連の居る店。
     
     そうこうして姿をあらわしたリンダ。 キラーの異名を具現化した妥協なきアッセンブル。
     その乗り味たるやそりゃもう・・・・・・あ、あれ? 何だこりゃ? 重い、進まない?
     下からトルクで持ってくような走りしたら全く拒絶。 高いケイデンスできれいに回してやる以外の乗り方を認めてくれない。
     ムリヤリ踏もうとしたらペダルが跳ね返されるような頑固さ。 まるっきり融通が利かない。
     そう、リンダはピュアレーサー。 純粋にレースのためだけに存在している。 ファンライド? 冗談じゃねえ他をあたってくんな!
     喧嘩ではない、格闘技。 それもきっちり判定勝ちするボクサーのように、寸分の無駄もなく相手を仕留める走り。
     そう、レーシングという名の崇高なシステムの一部として、己の主張も嗜好も全て捨て、
     発動機としての本分を全うする以外、彼女と愛し合う術はない。 どこまでも純粋でストイックな世界。
     それこそがリンダの生きる場所なのだ。


         ああ、選ばれし者の恍惚と不安 共に我に在り。
     


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by denzia | 2013-05-04 00:00 | プロフィール

麗しき叙情派。

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「さやか」 2012 BRIDGESTONE ANCHOR RNC7
     事の起こりは、2012年春の北海道スポーツサイクルフェスティバル。 世界の美女をとっかえひっかえという
     甘美なお話に鼻の下を伸ばした無象がふらふらと出かけたのがきっかけ。
     その大規模な舞踏会で無象のハートを射止めたのはドグマでもマドンでもC59でもSL4でもなく、このネオコットだったのだ。



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     そりゃもう、クランクみこすり半でイっちゃうようなたまんなさだったのよ、マジで。
     しっとりと路面を伝えてくる感触の豊かさにイチコロ。 帰ってすぐ予算折衝したもんね、ラムさんと。
     問題はやっぱ色なんだよね。 日本のマスプロ社のカラーオーダーって、アレどうして昭和のままなんだろね?
     クロモリなんて化粧次第でなんぼでも化けるのにこの原色色見本の直球勝負はどうなのさ?
     和の感性は繊細なはずなのに、そのあたり欧米に大きく遅れを取ってると思うんだよなあ。
     中間色と地味なロゴにするだけで大きく化けるぜ、マジで。 俺あたりは華がありながらも軽くならないようにゴールドの選択ですよ。
     まっちろけの胴抜きはいらなかったんだけど、単色の金はパールゴールドちゅう気の抜けた色なんでNGさ。
     これがシャンパンゴールドならまだいいと思うんだがな。 こっちの金も気持ちガンメタ混ぜてやりゃ渋さ倍増なんだが。
     結局共色シートポストでISP演出するという逆転の荒業で目に物見せてやったんだが、そこに至るまではずいぶんと悩んださあ。
     もうもうアントニオ・コロンボ様に足向けて眠れませんぜ。 えーっと、イタリアったら確かお箸を持つほう・・・・・



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     パーツアッセンブルがまた悩み多き乙女でございましたよ。 何せ予算が出たのはフレームのみ。
     どうにか走りを味わいたくてあれこれと奔走したあげく、ラムさんの8sミラージュのドナーとして押さえておいた一台から総移植。
     あれがなけりゃ銀次郎兄上のナナヨン一式で走るしかないトコでしたよ、ええ。 銀から金へと橋渡し。
     さやかは「文金高島野で」とか言ってたけんども、7900や9000が似合うはずもなし、6700や5700も違うよなあ。
     あのぶってえブレーキレバーが組まれてたら相当みったくない娘ちゃんになっちゃうよ。
     島野だったら7700デュラあたり探して日夜藪漕ぎしてたかも? ううむ、考えるだに恐ろしい。



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     性格はねえ、いたっておしとやか。 まんま大和撫子よ。 衝撃吸収性の高さや尖ったペダリングをするするっと前に進める技は、
     「ああ、いい鋼(かね)乗ってるなあ。」と感じますもの。 あまりにしとやかすぎて手組みのリフレックスではシャキッとせず、
     重いコンダラのZONDA16Rのほうが進むんだから。 彼女の車輪には軽さより硬さのほうが必要だったのね。
     同じクロモリでもラムはリフレックスのほうが光るんだよなー。
     でもね、しとやかだから癒し系ポタリングバイクだとあなどったらやけどするぜい。
     包容力を持ちながらしっかりと男を駆り立ててくれる走りの世界を持つ、そのあたりが真の大和撫子なんだぜ。



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     そしてそしての2013仕様。 まあ、ルミのレコードは半分はさやかが買わせたようなものなのよ、実際。
     そのくらいアテナが似合ってるもんね。 そして、お下がりばっかで我慢してたさやかが初めてねだったのがこのホイール。
     蟹光線アンブロ・クロノ。 ローハイトリムが泣けるくらい似合うんだねー、ホントカッチョエエ。
     あとはあちこちにちりばめた和のテイストがまたイイ味出してるのよ。 小技も光る器量良し。
     見ても乗っても麗しきネオコット、実は乗ってみるまで全くのノーマークだったんだよ。
     どーせゴツゴツと硬いんだろうなーと思ってたの。 だってクロモリレーシングネオコットですぜ、レーシング。
     今日びの何でもアリアリのカーボンと違って、当時の技術で人より速く走るにはもうゴチンゴチンで味もへったくれもないんだろうと。
     実際チョイ乗りしたマスターXなんかはそういう匂いがしたし。 「速く走りたいんだろ? 硬くしといたからよ。」by エルネスト大将、みたいな。
     だったら、オーダーで組んでもらったほうが絶対イイだろうなと思ってたのよ。
     でも。
     乗っちゃったもんなあ。 感じちゃったもんなあ。 ああ、日本人に生まれてよかった。



     この先、もしオイラがオーダーでフレームを組んでもらうとしたら、たとえ不躾であってもビルダーさんに問わねばならん事がある。

        「あなたの造るフレームは、ネオコットより楽しいですか?」

     


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by denzia | 2013-05-03 00:00 | プロフィール

愛らしき超絶。

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 「ルミ」 2010 LOOK 566
     うーむ、初々しい。 天使のごとき愛らしさでオイラの元に舞い降りた時のルミである。
     時は2010年。 自転車趣味に本格復帰したオイラが最も求めていたのは、21.1世紀標準の性能を備えたロードバイクであった。
     しかしその前年。 ラムとえらい勢いで愛し合いすっかり惚れ直してしまったせいで、選択のハードルはドンと跳ね上がった。
     いくつかの完成車を検討、破談の末、残されたのは鉄板のフレームを愛せるパーツで組むという贅沢な方法だった。
     カーボンフレームのオーソリティたるLOOKの入門車、566はコンフォートでありながら性能もバツグンとの噂。
     それに愛すべきカンパニョーロのコンポとホイールを組み合わせるという夢のような企画。
     ラムを完全に過去のものとする新しき妻が舞い降りたのだ。




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     ちなみにルミの名付け親は誰あろうラム。 愛すべきフランス娘の名前をうんうんとうなりながら考えてると、
     「体中にミルミルミルミルミルミ・・・・・・って書いてるんだからルミ!」とのたまったのだ。
     ライバルでありながら妹としてルミを迎えるというラムの度量に、その後の展開が方向付けられたのは言うまでもない。



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     実際、その戦闘力の差たるや、半端なものではなかった。 どっからどう切ったってルミの圧勝。
     しかし、その凄さがラムの秘めたるポテンシャルを開花させる。 怒涛の攻めを見せるルミを、いなし、うっちゃり、丸め込む。
     時代遅れの旧式になぜかとどめを刺せないルミのあせりは、そのストレートでピュアな魅力を目いっぱい炸裂させる。
     圧倒的な力の若手とベテランのいぶし銀のテクニックの応酬はblogに大輪の華を咲かせる。




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     今やお茶目なドジっ子のキャラが定着しているルミだが、実際その性能はハンパない。 まさしくピュアスポーツな走りを持っている。
     ニセコヒルクライムの出走が年間の大きな山場となってからは、ZIPP404、ヴェロフレックス・レコード、
     そして遂にはカンパニョーロ・レコードと、大人パワー全開のモディファイをされてきた。
     それについては「バカじゃねーの? たかが566に。」という意見もあるようだが・・・・・・・、わかってないね、俺の脚を。
     たとえピナレロ・ドグマを持ってこようが、コルナゴC59を持ってこようが、「俺が乗ったらルミのほうが速い。」


        だって、ロードバイクは愛で走るからね。


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by denzia | 2013-05-02 00:00 | プロフィール

愛すべき女。

 はい皆さんこんばんは、DENZIでございますよ。 denziaは大人の事情ですからね、変わらずDENZIでツッコミお願いします。

 さて、せっかくリニューアルというめったにない機会なんで、多少は今までのおさらいをしておこうと思う。 
 何せ構成がヘンタイなだけに途中からでは何が何だかわからないという不親切さを誇る当blogであるからして。
 現在オイラは7台の自転車と暮らしてます。 このうち4台のロードバイクが「妻」と呼ばれ、ことさらに寵愛を受けてます。
 それもこれも、全ては、「ラム」から始まったのです。 



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 「ラム」 1997 Bianchi wing mirage 
      当時、オイラにとって始めてのロードバイクとして嫁いでくる。  「最愛の炎の女」としてラムと命名される。
      以後、自動二輪と二足のわらじで数年間走る。 2001頃の函館ランに二度目の挑戦、悲願の完走を果たすが
      ヒザを痛めたのをきっかけに長いブランクに入る。



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      5年ほど前に復活、blogとのコラボレーションにて魅力が開花、遂には言葉を話し出してキャラを確立。
      翌年、ルミという強力なライバルの登場により一線を退くかに見えたが、「性能よりも愛」という主張と共に見事復活。
      その、自分の至らなささえも愛らしさにしてしまうキャラと、あらゆる技を駆使してオイラのドーパミンを搾り出すテクニック、
      ここ一番の勝負どころで男殺しの一言をかます女っぷりなどは他の追随を許さない。



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      昨年は京都から四国への遠征、結願を果たし、我が人生のパートナーとしての地位を確固たるものとする。
      更には3年ぶりに函館の出走権を手に入れる上、180kmにわたる大逃げを成功させるという驚愕のパフォーマンスさえ見せた。
      他の三人とは一線を引く貫禄で、良き姉貴分として家庭内を支えつつ、オイシイところは逃さないちゃっかりさもまた魅力。
 

      あふれんばかりの愛を持つ、稀有なる名車である。 オイラにとって。



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by denzia | 2013-05-01 00:00 | プロフィール


  愛しい妻達(自転車)と     果てしなき愛を交わす、    怒涛の自転車ヘンタイBlog          (↑ここ重要)


by denzia

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