クロージング。。。。。
・・・・・・、えー、オホン。
「じぇいおーえっちえっちてぃーびー、じぇいおーえっちえっちちぃーびー、
こちらはラムだっちゃです。
お探しの『 a-lows な日々 』 は、こちらに引っ越しました。
× http://denzia.exblog.jp/
〇 http://denzib.exblog.jp/
どちら様もお間違えのなきようお越しをお待ちしてるっちゃです!」
「・・・・・、って、ダーリン。 いくら何でも手抜き過ぎないけ?
コレ、三年半前に旧ブログから現行ブログに移行するときに書いたのそのままコピペだっちゃよね。」
「あーっ馬鹿馬鹿! 言わなきゃわかんないだろーに!!」
「誰が馬鹿馬鹿だっちゃ誰が!! 寒いなら消し炭になるまであっためてあげるけ!!」
「はっ、はひーっ、スミマセンでしたーっ!! いやあそう言わないでよ、ラムちゃーん! だってだって、ブログのお引越しって
すげくメンドクサイんだもーん!! 話的には三年半前と別段違う理由があるワケでなし、
何よりこの移行記事があまりに秀逸だったもんでこれを超えるネタなんて思い浮かばないしさあ。
そんで、そのまんま再利用すればそれで一笑い取れるし手間はかからないしで一石二鳥だなー・・・・っ・・・・と・・・・・・・」
「ウチはつくづく情けないっちゃ! この三年半でいっこも成長というものを見せられないとは・・・・・・」
「うーむうむ、現状維持ならまだしも、確実に老化の一途を辿ってますですからねえ・・・・・・」
「で? 新しい引越し先に皆さんをお迎えする準備はできてるのけ?」
「はいはいそれはもう! ご存知DENZIさんが道内クロスシーンに殴りこみをかけるというハデな記事がですねえ!!」
「あーあの、泥をたっぷり喰らわされて泣きながら逃げてきたという。
まあ暇を持て余しているという方は見捨てずお付き合いくださいだっちゃ! それでは、バイちゃ!!」
#
by denzia
| 2016-11-22 16:38
最終回。
「でええええーっ! どおして! どおして最終回なんだーっ!」
「めでたく打ち切りが決定したっちゃ。」
「なぜだ! なぜそのような理不尽が! オレが一体何をしたと言うんだっ!」
「胸に手をあてて考えてみるっちゃ。」
「こ、こおかな?」
「こらっ夜も更けないうちから揉むんじゃないっちゃ! そーゆーヘンタイ行為がそもそもの元凶だっちゃっ!!」
「そーは言われても、こおゆうのがないと記事として華がないじゃないか。」
「とにかく! そーゆーくだらないヘンタイ記事が積もりに積もってその容量が950MBを越えてるっちゃ! サーバーがパンクするっちゃよ!」
「えー? 駄文なんてたいしたことないでしょ? ほとんどはラムさんの美しい画像とか、愛らしい画像とか、恥ずかしい画像とか・・・・・」
「・・・・誰が撮ってるっちゃ? そーゆーワケでエキサイトさんが『これ以上は金でももらわないとやってらんねえな。』と言ってきてるっちゃ。」
「とはいわれましても、月々250円は痛い。 10年もたてばラムさんのチューブラー前後が買えますから。」
「ババァになっちゃうっちゃ! そのくらいすぐ買えっ!! プレミアムコースに入会すれば邪魔な記事下の広告も消せるんだっちゃよ!」
「でもねえ、ウチほどのblogのなりますとねえ・・・・・、「40,50代の薄毛に悩むアナタに!」とか、「クレジットカードが断られたあなたも安心!」
なんてのが、むしろ一服の清涼剤というかねえ・・・・・」
「・・・・・最低の低だっちゃね。 しゃあない、ここはウチが一肌脱いで、新しい土俵を・・・・・」
「おおっ、横綱・ラムの空、ふんどし一丁で堂々の土俵入りですか!!」
「天誅!!」
「・・・・・というワケで、それではみなさんさよーならーだっちゃ! まったねー!!」
「めでたく打ち切りが決定したっちゃ。」
「なぜだ! なぜそのような理不尽が! オレが一体何をしたと言うんだっ!」
「胸に手をあてて考えてみるっちゃ。」
「こ、こおかな?」
「こらっ夜も更けないうちから揉むんじゃないっちゃ! そーゆーヘンタイ行為がそもそもの元凶だっちゃっ!!」
「そーは言われても、こおゆうのがないと記事として華がないじゃないか。」
「とにかく! そーゆーくだらないヘンタイ記事が積もりに積もってその容量が950MBを越えてるっちゃ! サーバーがパンクするっちゃよ!」
「えー? 駄文なんてたいしたことないでしょ? ほとんどはラムさんの美しい画像とか、愛らしい画像とか、恥ずかしい画像とか・・・・・」
「・・・・誰が撮ってるっちゃ? そーゆーワケでエキサイトさんが『これ以上は金でももらわないとやってらんねえな。』と言ってきてるっちゃ。」
「とはいわれましても、月々250円は痛い。 10年もたてばラムさんのチューブラー前後が買えますから。」
「ババァになっちゃうっちゃ! そのくらいすぐ買えっ!! プレミアムコースに入会すれば邪魔な記事下の広告も消せるんだっちゃよ!」
「でもねえ、ウチほどのblogのなりますとねえ・・・・・、「40,50代の薄毛に悩むアナタに!」とか、「クレジットカードが断られたあなたも安心!」
なんてのが、むしろ一服の清涼剤というかねえ・・・・・」
「・・・・・最低の低だっちゃね。 しゃあない、ここはウチが一肌脱いで、新しい土俵を・・・・・」
「おおっ、横綱・ラムの空、ふんどし一丁で堂々の土俵入りですか!!」
「天誅!!」
「・・・・・というワケで、それではみなさんさよーならーだっちゃ! まったねー!!」
#
by denzia
| 2016-11-22 16:03
真夜中は純潔。
日付も変わろうかという夜半、帰路の空がなにやら蒼い。
そうか、今宵はとびきりの月。 それにどうしたことか、空気がやけにぬくい。
ああわかった、あいつが誘っているな。
家に戻るとシャッターをあけ、シリカの儀式をとり行い、蒼い闇へと滑り出す。
ヤマは冬の規制がはいっているからダム下で行き止まり。 ならば街灯から逃れ、月明かりだけにはなれないな。
まあそれでもいいさ、ナトリウムとLEDと、超おぼろ月夜のカクテルの中、空色の淑女と小さな逃避行。
粛々と滑るはずが、なんとなく足取りが重い。 昨日の泥仕合のダメージが残ってるのか? いや、違うなこりゃ。
掌に伝わる路面の感触がみるみる不快に変わって行き、やがてゴトン、ゴトンと。
あーあ、やっちまったよ。 前輪なんていつ以来だ?
そういやシリカしながら、「このタイア、いーかげんもっといかしたのに変えたいよなあ。」とパンクフラグを立てたもんな。
「てへ。」
はいはいそーですか。 まったく見事にフラグ拾うよなあお前は。
ヴェロフレックス・スプリンターで山梨峠のキンキンの砂利道5kmを走破してもへいちゃらだったくせに、
ちょっと他のタイアに色気だしたら速攻だもんな。 ブラの谷間に画鋲を隠し持ってるんじゃないかくらいの。
はい霜月も半ばの午前零時でございますよ。 修理道具なんて一切もってませんよ。
それでもこれっぽっちも腹が立ったりさせずに、まいっか、家まで3キロ、お手々つないで帰りましょ、なんて言わせるってんだから。
やること全てがことごとく許せてしまう存在ってどんだけよ。 ありえない女だよキミは。
色香の漂うクイルステムに手を添え、静まりかえった深夜の温泉街にチリチリチリチリとカンパニョーロのラチェット音をひびかせる。
見ているのは雲間から覗く蒼い月だけ。

「ダーリン、ちょっとご休憩していくけ?」
ばーか、自転車かついでチェックインしにいったら警察呼ばれるって。
余人にはとうてい理解らぬ恋路もあるのです。 ピース。
そうか、今宵はとびきりの月。 それにどうしたことか、空気がやけにぬくい。
ああわかった、あいつが誘っているな。
家に戻るとシャッターをあけ、シリカの儀式をとり行い、蒼い闇へと滑り出す。
ヤマは冬の規制がはいっているからダム下で行き止まり。 ならば街灯から逃れ、月明かりだけにはなれないな。
まあそれでもいいさ、ナトリウムとLEDと、超おぼろ月夜のカクテルの中、空色の淑女と小さな逃避行。
粛々と滑るはずが、なんとなく足取りが重い。 昨日の泥仕合のダメージが残ってるのか? いや、違うなこりゃ。
掌に伝わる路面の感触がみるみる不快に変わって行き、やがてゴトン、ゴトンと。
あーあ、やっちまったよ。 前輪なんていつ以来だ?
そういやシリカしながら、「このタイア、いーかげんもっといかしたのに変えたいよなあ。」とパンクフラグを立てたもんな。
「てへ。」
はいはいそーですか。 まったく見事にフラグ拾うよなあお前は。
ヴェロフレックス・スプリンターで山梨峠のキンキンの砂利道5kmを走破してもへいちゃらだったくせに、
ちょっと他のタイアに色気だしたら速攻だもんな。 ブラの谷間に画鋲を隠し持ってるんじゃないかくらいの。
はい霜月も半ばの午前零時でございますよ。 修理道具なんて一切もってませんよ。
それでもこれっぽっちも腹が立ったりさせずに、まいっか、家まで3キロ、お手々つないで帰りましょ、なんて言わせるってんだから。
やること全てがことごとく許せてしまう存在ってどんだけよ。 ありえない女だよキミは。
色香の漂うクイルステムに手を添え、静まりかえった深夜の温泉街にチリチリチリチリとカンパニョーロのラチェット音をひびかせる。
見ているのは雲間から覗く蒼い月だけ。

ばーか、自転車かついでチェックインしにいったら警察呼ばれるって。
余人にはとうてい理解らぬ恋路もあるのです。 ピース。
#
by denzia
| 2016-11-15 11:30
すごくうまいおはなし。

うまそうでしょ?
食べたいでしょ?
食べてやってください、どんどん。

とんかつ井泉の小樽店で17年、その後某大〇デパ地下に潜伏すること10年、どーしても小樽に帰ってきたいとこの春に退職、独立。
当初は郊外型の住宅店舗を求めていましたが紆余曲折の末、花園町に戻ってまいりました。

テーブル三卓とカウンターで何とか15名の小さな店ですが、居心地のよい店になっていると思いますよ。




11月いっぱいはロースかつ定食、ヒレかつ定食、各1180円を1000円にて提供しております。
駐車場も店裏に三台。 昨今小樽でクルマで行けて晩メシゆっくり食えるトコ、チェーン店以外にはなかなかありませんからね。
そこの小林塾の皆さん、ライド後は良質なたんぱく質とおかわりでたっぷりと補給できる炭水化物で強いカラダを目指しましょう!
朝からがっつり走って腹ペコで戻ってきたらランチ営業がのきなみ終了してて行けるトコはファミレスくらいしかないアナタ!
でもレーパンでファミレスは厳しいですよねえ。 ライドのあとのご褒美がコンビニですか? さびしいでしょ? おまかせください!
もーちろんまったく乗ってないけど冬にむけて脂肪を貯めこみたい貴兄も! 甘くとろける、いーい脂肪がつきまっせえ!!
修正 : 3~5時は閉めてます、やっぱし二人でフルタイムはむずかしいみたい、買出しと仕込みに時間くださいとのことでした。
それと今月は8,16,24,27日に挨拶回り等でお休みいただきますとのこと。
定休日、営業時間等変更ありましたら追補いたしますです(汗)

よろしくお願いいたします!
#
by denzia
| 2016-11-01 23:56
観楓会。
「ぬぅおわぁっ!
大変だリンダちゃーん!!」
「あんだあんだ朝っぱらからニワトリがハムストリング攣らせたみてえな気色悪りい声出しやがって!
ルミっ子がちょっとばっかはっちゃこいたってまだ723、首位のアタイの760にゃまだ届いちゃいねえだろ?
クライマックスシリーズやるっちゅうんだったらさや子と白黒つけてから挑んでこいよ、こちとらケンカは上等だけどもな。」
「いやいや、そんな争いごとではござらぬよ、リンダちゃん。 ふとふと気がついたんだけども。
今年はまだ深まり行く秋を満喫していなーい! 雪虫がわちゃくちゃと涌きやがって冬が匂う昨今!
去り行こうとする麗しき秋を! 紅葉レディのリンダちゃんと満喫したーい!!」
「誰が紅葉だ誰が! そんなシケたのはさや子かルナおばんかの枯れ葉系とヤりゃあいいじゃんかよ!
アタイが出る以上はそんな風情とか醸せるようなヌルいことにはなんねえからな、覚悟しろよっ!!」

「いやー、先週のルミん時はまだそんなに来てなかったけんど、この一週間で毛無も樺立もグッと色づきましたなあ。」
「おいおい何道の真ん中からやや右よりとかふらふら走ってんだよ、通行のジャマだろが!」

「だいじょーぶでーす! なぜなら通行がないからでーす!!」
「いったいどこのド田舎走ってやがんでえ!!」

「えっ、本日のルート? ルスツでっぱつで洞爺から蟠渓、北湯沢で喜茂別してルスツごおるという王道紅葉コースを辿ろうと・・・・・」
「おいおいずいぶんとベタじゃねえか、もしかしてオメ、走ったことねえだろ。」

「そうでーす、オロフレより向こうは多分チャリでは走ったことありましぇーん。 三階滝のあたりは走ったかもですが記憶の彼方でーす。」
「テメエなんぞ今朝何食ったかすら記憶の彼方だろが。」

「本日のリンダちゃんのチャームポイント、三段ロケットブースター風味のテールランプ。 カッコヨス。。」
「大気圏脱出するくらいのスピードが出りゃいいんだけどよ、
何せメーンエンジンがカスだかんなー。」

「そしてオイラのチャームポイントはラスカル柄。 きのこもあるよん。」
「五十過ぎのジジイと考慮すればよ、充分逮捕されてもおかしくない行状なんだよな。」


「洞爺は真っ盛りにはまだ早いカンジだけんども、月浦はさすが。 五分咲きでも美しい。」
「咲きじゃねーだろバカ。 それよりキリキリ走れってーの。」

「いつものビューポイントも紅葉カラーが入るとまた違う趣が。 よろしおすなー。」
「だからよっ! 停まってばっかいねーで飛ばせっての! マジでヤキ入れるぞっ!!」

「まあまあそう怒らない! しっかしまあ、SMPはやっぱし気難しいやねー。 セッティングが決まらないと拷問だし、踏み止めるとまた拷問。
のかわりにハマルとロケッティア。 翌日はもりまんヒリヒリになるけんども、激辛の刺激がヤバですなー」
「キッチリ骨盤立てて乗らなきゃすぐ死亡だもんな。 レーサー養成ギブス的なサドル、アタイにゃお似合いだろ。」

「しっかしよお、コレ、本当に王道観光コースなのか? さっきから箱しか追い抜いていかねえんだけどよ。 通行がトラック八割超ってどうよ?」
「うーむいつぞやの274を思い出すなあ。 三ケタとはいえ国道ってのはそーゆーモンなんだね。 やっぱしオイラは地味な道道LOVE。」

「でもほらっ! 道道だとこういう見事なのはなかなかないでしょ。 桜と楓は観る目的で植えられた物の方がわかりやすく綺麗。
リンダちゃんの綺麗さとシンクロして、たーまんない画になるでしょ!」
「だーっ! こしょばいからそーいう歯が浮くようなのはやめれって! ヌルイのは嫌いだって言ってんだろがっ!!」

「ほら見たことか! テメエがヌルイことやらかしたせいでAVSが25.1にしかなんなかったじゃねえかよ!
速さ命のアタイがルミっ子やさや子に負けっちまうたあどういう了見でえ! あークソ、むかつくったらありゃしねえ!!」
「・・・・・・、い、いや、だからねえ・・・・・・ リンダちゃんはしょっぱなから攻めまくるからラストまでもたないんだって!
今回だって喜茂別~ルスツ間のラスト10キロでガコンと落っこちたでしょ!
ONのときのバカっ速さのかわりにOFFった途端に岩みたいに重くなる、ホント極端な性格だもんねー。」
「うっせーよタコ。 ラストまで踏み切れる足になれっていつも言ってっだろが。 遊んでばっかいるからだって。」
「いんやー無理ですね、無理無理。 もし仮に20%のパフォーマンスアップを果たしたとしても、その分でラストまで踏み切ったりはしない。
序盤から20%アップを使いまくりでラス前はやっぱし売り切れるってのがリンダちゃんとの正しいお付き合いの仕方だとオヂサン思うワケ。」

記録を辿ればリンダがお嫁に来たのは2012年の晩秋。 それからほぼ四年が過ぎようとしているのですね。
とてもじゃないがオレごときにゃ乗れないと打ちのめされてから幾星霜。
互いに磨きあい、歩み寄り、現在のリンダはあのときに求めていたキラーフレームへと見事に昇華いたしました。
それはあたかもロードレーサーの真理を求める旅のごとし。 「ちょっとムリめのイイ女」を口説くことの難しさ、楽しさを学びました。
むかーし昔のこと。 イキってたチョロ男のオイラは、「ふさわしい男になろう」なんてお話を書いたことがあります。
今のオイラにチネリやコルナゴの鉄フレームが口説けるかどうかはわかりませんがね。
フォーカスのクレブロを口説ける男になったぜ、とその頃の自分に自慢してやりたいね。
踏んだペダルは裏切らない。 それが自転車道。
ピース。
大変だリンダちゃーん!!」
「あんだあんだ朝っぱらからニワトリがハムストリング攣らせたみてえな気色悪りい声出しやがって!
ルミっ子がちょっとばっかはっちゃこいたってまだ723、首位のアタイの760にゃまだ届いちゃいねえだろ?
クライマックスシリーズやるっちゅうんだったらさや子と白黒つけてから挑んでこいよ、こちとらケンカは上等だけどもな。」
「いやいや、そんな争いごとではござらぬよ、リンダちゃん。 ふとふと気がついたんだけども。
今年はまだ深まり行く秋を満喫していなーい! 雪虫がわちゃくちゃと涌きやがって冬が匂う昨今!
去り行こうとする麗しき秋を! 紅葉レディのリンダちゃんと満喫したーい!!」
「誰が紅葉だ誰が! そんなシケたのはさや子かルナおばんかの枯れ葉系とヤりゃあいいじゃんかよ!
アタイが出る以上はそんな風情とか醸せるようなヌルいことにはなんねえからな、覚悟しろよっ!!」

「おいおい何道の真ん中からやや右よりとかふらふら走ってんだよ、通行のジャマだろが!」

「いったいどこのド田舎走ってやがんでえ!!」

「おいおいずいぶんとベタじゃねえか、もしかしてオメ、走ったことねえだろ。」

「テメエなんぞ今朝何食ったかすら記憶の彼方だろが。」

「大気圏脱出するくらいのスピードが出りゃいいんだけどよ、
何せメーンエンジンがカスだかんなー。」

「五十過ぎのジジイと考慮すればよ、充分逮捕されてもおかしくない行状なんだよな。」


「咲きじゃねーだろバカ。 それよりキリキリ走れってーの。」

「だからよっ! 停まってばっかいねーで飛ばせっての! マジでヤキ入れるぞっ!!」

のかわりにハマルとロケッティア。 翌日はもりまんヒリヒリになるけんども、激辛の刺激がヤバですなー」
「キッチリ骨盤立てて乗らなきゃすぐ死亡だもんな。 レーサー養成ギブス的なサドル、アタイにゃお似合いだろ。」

「うーむいつぞやの274を思い出すなあ。 三ケタとはいえ国道ってのはそーゆーモンなんだね。 やっぱしオイラは地味な道道LOVE。」

リンダちゃんの綺麗さとシンクロして、たーまんない画になるでしょ!」
「だーっ! こしょばいからそーいう歯が浮くようなのはやめれって! ヌルイのは嫌いだって言ってんだろがっ!!」

速さ命のアタイがルミっ子やさや子に負けっちまうたあどういう了見でえ! あークソ、むかつくったらありゃしねえ!!」
「・・・・・・、い、いや、だからねえ・・・・・・ リンダちゃんはしょっぱなから攻めまくるからラストまでもたないんだって!
今回だって喜茂別~ルスツ間のラスト10キロでガコンと落っこちたでしょ!
ONのときのバカっ速さのかわりにOFFった途端に岩みたいに重くなる、ホント極端な性格だもんねー。」
「うっせーよタコ。 ラストまで踏み切れる足になれっていつも言ってっだろが。 遊んでばっかいるからだって。」
「いんやー無理ですね、無理無理。 もし仮に20%のパフォーマンスアップを果たしたとしても、その分でラストまで踏み切ったりはしない。
序盤から20%アップを使いまくりでラス前はやっぱし売り切れるってのがリンダちゃんとの正しいお付き合いの仕方だとオヂサン思うワケ。」

とてもじゃないがオレごときにゃ乗れないと打ちのめされてから幾星霜。
互いに磨きあい、歩み寄り、現在のリンダはあのときに求めていたキラーフレームへと見事に昇華いたしました。
それはあたかもロードレーサーの真理を求める旅のごとし。 「ちょっとムリめのイイ女」を口説くことの難しさ、楽しさを学びました。
むかーし昔のこと。 イキってたチョロ男のオイラは、「ふさわしい男になろう」なんてお話を書いたことがあります。
今のオイラにチネリやコルナゴの鉄フレームが口説けるかどうかはわかりませんがね。
フォーカスのクレブロを口説ける男になったぜ、とその頃の自分に自慢してやりたいね。
踏んだペダルは裏切らない。 それが自転車道。
ピース。
#
by denzia
| 2016-10-23 22:46